MICHAEL KISKE-----poziさんレビュー!!

KISKE

サイトを初期から応援してくれているpoziさんからレビューを頂きました!!
いつも応援ありがとう御座います!!
おかげさまで物凄く助かってます!!
01.FED BY STONES
02.ALL-SOLUTIONS
03.KNOW I WORLD
04.KINGS-FALL
05.HEARTS ARE FREE
06.THE KINGS OF IT ALL
07.SING MY SONG
08.SILENTLY CRAVING
09.TRULY
10.PAINTED
11.SAD AS THE WORLD
12.MARY IN THE MORNING

元ハロウィンのスーパーヴォーカリスト…なんて言われ続けて早10年の月日が経って
いるんですね、ハイ。ちゅーワケで今回は我らがマイケル・キスク。途中
「SUPARED」「PLACE VENDOME」(*SUPAREDは以前レビューした記憶が…)というプロ
ジェクトがあったものの、ソロとしては「R.T.S.」('99)以来、7年ぶりのアルバムの
完成です。その名も「キスケ」(誰か突っ込んで!)。

自身と向き合い、クリエイティブさと関係のないものは一切無視して作り上げた作
品。本人が「これが最後のアルバムになろうと10年後も好きだと言える作品が出来
た」と語る作品。そして自身のファミリーネームをそのまま持ってきたアルバムだ。


彼の言葉の前半はあえて無視しよう。後半、この10年間、彼はこの作品を作るために
周りやファンからエゴだと言われ続け、それでも自分の為に創作活動を続けてきたと
思うと素晴らしい作品を作ってくれたと感動する。

「メタリカ」や「ストラトヴァリウス」のようにファーストアルバム以外で自身の名
前をアルバムタイトルにする場合、必ずその作品がバンドの転機になる場合が多いと
思う。彼に関してもやはり何らかの動きがあるに違いないと思えてならない。
「EDGUY」や「Renato Tribuzy」のプロジェクトへのゲスト参加。
そして「PLACE VANDOME」。メタル回帰…はまずないと思うが、ここ数年以上に積極的にゲストとし
てメタルを歌うキスクを見られるようになるかもしれない。個人的にはメタルフロン
ティアからCDが発売されている点が気になるところです。

(自分も含め)ファンがメタルに戻ってほしいと思うのは仕方ない事かもしれない。
中には「地位も名声も捨ててたどり着いた物がコレかよ」と落胆する人間、もっと言
うと「すでに彼は過去の人」として今の彼を知らない人すらいるかもしれない。た
だ、ハロウィン時代の作品にも今の作品にもマイケル・キスクは詰まっていてどのア
ルバムでも素晴らしい声を聞かせてくれている事に注目してほしい。

彼の場合、メタルのような無理やり高音を伸ばさないといけない場所でも難なく伸び
やかな高音を聞かせてくれるため、違和感がないのだが、やはりソロ作品のような伸
び伸びした楽曲でこそ彼の声は活かされているように思う。全体的にアコースティッ
クなアレンジとミドルな楽曲で統一された作風が中心の今作。自分自身を歌ったよう
なパーソナルな内容の詩は彼のエゴ…じゃなく音楽に対する葛藤と苦悩が切実につづ
られている。しかし、すべてを吹っ切ったように歌うその楽曲群は、落ち着いた安ら
ぎに満ちておりヒーリングミュージックでも聴いている感覚を覚える。何度も繰り返
すが非常に素晴らしいアルバムだ。

この素晴らしさがリスナーに受け入れられることを祈る。そしてぜひハロウィンでは
なくソロで書き留めた楽曲を引っさげて10年ぶりのステージに立ってほしいものだ。
その際は来日(名古屋には絶対!)を果たしてもらいたい!