レビュー |
通算5枚目となる新作。昔のネオクラ路線から前作の「Hate Crew
Deathroll」で進めたモダン路線をさらに押し進めた今作品はファンの中でも物議を醸し出している作品。俺としては元々US勢が好きなこともありこっちの路線の方が好きなのでかまいませんけどね。ただそんな事を差し引いてもリフとかヘヴィさとか今作ではさらに力強くなっていて重厚だ。従来路線のミドルテンポなオープニング「Living
Dead Beat」でキーボードの美しさに酔いしれ、続く「Are You Dead
Yet?」のイントロはスレイヤーを思わせ俺の心に雷が落ちました(笑)、サビの「ア〜ユ〜デッドイェ〜ッット」も最高だ(ライブで特に)。3曲目「If You
Want 〜」はモダンメタルの完成系とも言える超重金属曲にスピード感もある佳曲。シングルに「In Your
Face」を持ってきた辺り、アレキシも自信はあったけどこの路線のチルボドをアピールしたかったのでは?と思う。後半の曲に従来のチルボドのやってきた音楽性が出てます。既発シングルである「Trashed,Lost&Stroungout」は威力抜群の曲でライブでやらなかったのを疑問視させられる。恒例のカバー曲は10曲目のブリトニー・スピアーズのカバーが爆笑モンで好評だ(笑)。アレキシ曰く「俺らがブリトニーなんて誰も思いつかないからおもしろい」だそうだ。この作品は過去のファンとやらには不評のようだけど、前作には劣るけど良い作品だと思う。チルボド以外がこの作品作ってたら間違いなく絶賛されてたと思うぞ。チルボドが造ったのが悲劇だったのだと思うわけです。
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