METALLICA-----------

SOME KIND OF MONSTER

メンバーがメンバーに対して抱えていた不満
それらを赤裸々に知る事が出来たこの映画!!
邦題に「真実の瞬間」と書かれていた通り
本当に真実の瞬間だった!!

重かった…METALLICAそんなこと考えていたんだな〜

自分の中で一番印象に残った一言は…
ラーズのジェイムズに対する思いを口にした時だった…
「朝ランニングをしている時、
お前のことを考えると”ファック”としか思い浮かばない…
その言葉しかでてこないんだ…
”ファック”と…”ファック”と…”ファック”と…
(そしてジェームズの顔の真前で)
”ファ〜〜〜〜〜ック”」
…そこまでこいつらは…

METALLICAはジェイソンが抜けて、自分はダメな方向に進んだと当時思っていた…でも違った気がする…METALLICAはMETALLICAのジェイソンはジェイソンの未来がきちんと展望していた事がよく分かった…
私は、ずっとジェイソンがMETALLICAに戻って欲しいと思っていた…
だが…もうMETALLICAにジェイソンは必要ないのだと悲しいが実感してしまった…

笑えるはずの一言もファンとしては”かなり笑えない”所まで行っちまってるものも多かった…
例えるなら、別れたり離婚した二度と会いたくない人と一緒に3年位一緒にいながら仕事をする…
そんなことだろう…
これを観ると、付き合って2,3ヶ月で別れてしまうカップルが馬鹿馬鹿し過ぎて仕方なく感じてしまうと思う…
いや…実際レコーディング開始時のMETALLICAの中にいると絶対耐えられない…

でも…そのうち彼らは、すべてを自分の中にある感情を包み隠さず話すようになったそこで出てきた一言が
「お前達との演奏が楽しくない」
だった…それと
「今までずっとお前を理解できなかった」
などだ…
一番驚いたシーンはラーズとムステインが会うシーン…ムステインがMETALLICAに対して思っていた感情が凄かった…

でも長い年月をかけたSt.Angerのレコーディング過程で、彼らは友情を取り戻していった…
喧嘩をし(殆どがこれだったが)いがみ合い、嫌い合い、そして極限までピリピリした状態で、彼らは本当のMETALLICAのあり方を取り戻した気がする!!

完成後のプロモ撮影時、そして最後のライブシーン、苦しみやいろんなものが消し飛んで
すべてがMETALLICAだった!!
素晴らしかった…
一言一言が俺にとっての名台詞だ!!
売り文句で”ロックファンならMETALLICAを知らなくても観るべきだ”と書いてあったが、
私はMETALLICAを知らない人になど観て欲しくない
これはファンのための映画だ…

ここで新たな辞書の中に載せたい言葉が出来た

【METALLICA】(意味)世界最高のバンド

色々書いたけど…ホントは”言葉なんて要らない”
それで十分だ!!