管理人達のメタル対談

第一回 へヴィ・メタルってなんじゃい!?

俺に目をふさがれてお前は何一つわからない!!…毎日へヴィな管理人チュウ!!
俺の名を呼ぶがいい、 俺にはお前の叫びが届く、ご主人様、ご主人様ってな!!…助手のペズィ!!
二人合わせて
フハハハハハハハハハハ
…ってなんでMASTER OF PUPPETSの翻訳の歌詞!?
お〜……イエ〜イ…
二人合わせて…ってやっておいてアレなんだけど…ペズ子さんは?
あ〜…デヘヘ…娘が生まれたから…俺…ペケケケケ
あ〜…入院中ですか じゃあ俺たちだけでやっちゃおっか?
ペケケケケケケ
何時までデレ〜っとしてんだよ!! 今日は第一回だからシャキッとしろ!!
第一回目なのに一人居ないってのもアレだよな…先行き不安だぜ…
……とりあえず始めるぞ 今回は基礎中の基礎へヴィメタルとは何かだ!!
おお〜そいつはしっかりメモしとかないとな
まあ、知ってる人も再確認ってことで聞いてくれたら嬉しいぞ!!
おお〜
へヴィメタルってのは超高音または超低音を駆使し、超高速または超低速で演奏されるロックなんだ…
そこは曲によって変わるって事なんだね!?
そう言う事だ!! メタルという単語が示すように金属的・重量感のある音で演奏され、怒り、悲しみ、暗黒、破壊などが表現されるんだよ…
そうじゃない曲もあるけど、そういった曲が多いかな?
ダークサイド!!
へヴィ・メタルは音楽のジャンルの一つで、極端なロックを目指した先に行き着くジャンルと位置づけられるんだ。
1970年代に現れたロックのスタイルであり、ハードロックから派生した。 両者を並べてHM/HRと表現することもある。
ただし、ハードロックの一部というとらえ方もあり、その境界線は曖昧だよね。
そこを人によく聞かれるんだけどね…
うん…それは仕方ない事だから…話を続けよう
日本ではヘビメタという造語もあるけれど、これは蔑称・差別的な意味を含む場合があり、使用は好ましくない。
これは結構有名だよね。
だけど使われ出した当時と比べれば、蔑称としてのニュアンスはだいぶ薄れているんだ。
それでもヘヴィメタルという言い方や(「ヴ」入りの)表記に拘る人は多いから、メタラーとか言われていたりするんだ!!
センセ〜 質問!!
はい!! ペズィ・ペズボーン君!!
正しい避妊の仕方を教えてください
まず、ゴムを装着して、それで不安なら二枚重ねにして                                       ってゴラッ!!!!!
うぺきゃきゃきゃきゃ
ウホン… 続けるぞ!! なんだかんだで60年代の黒人ギタリスト、ジミ・ヘンドリックスのコンサートを見たニューヨーク・タイムズの記者が、彼が出す音を今までに聞いたことの無い音の形容として「空から重金属(へヴィメタル)を落としたような音」として表現したのが語源とされていたりするんだ!!
ほえ〜…そうだったのけ!? オジー様がそんな事を口にしたのかと思ってた…
決して主流とは言えないけど、悪魔崇拝を公言するバンドもあって、ファッションなどのイメージ面において、ヘヴィメタルとオカルトとの結びつきがまま見られるので、オカルトと関わりが無いとは言い切れないんだ!!
そこにサバスが登場したって訳だね!?
そこは後で説明するから黙ってなさい!!
黙ってろだと〜〜〜〜〜(チュウの怖い視線)…黙ってま〜ス…
歌唱、演奏ともにエネルギッシュで、聞き手に高揚感を与えるよね。そこが音楽機材の進化と多様化に多大な影響を与えたと言われてるんだ。
世間的には派手なファッションでとにかくうるさい音楽、といったイメージで捉えられたが、間違いとは言いきれないものの、一部のものが誇張されたきらいがある…そこが少し残念なところだ…
俺もナンパした時、へヴィメタルが好きって言ったら「うるさい音楽聴くね〜」って返されたよ…悲しいね
まあ…そういう話は置いといて…
コードやスケールの面では、ブルースを基調とするハードロックに対し、ヘヴィメタルはクラシックを基調にしているとされるけど、必ずしも全部の楽曲がクラシック音楽を連想させるわけではないってことも覚えておいてくれ!!
OK!! ほっと 【フォー!!】 ティーチャー!!
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ヘヴィメタルは様々なジャンルを内包しており、それらは個々に特色を持っている。 これは他の音楽同様、先人の作り出した様式や楽曲の中の一部を、専門化することで誕生する事になる。
俺の渾身の一発ギャグが無視された…
まあ…ここまでは単なる音楽的特長だが!! 今回の授業はここまで…
え〜〜〜〜〜…歴史も教えてほしいぞ!!!!!
教えて欲しいのかい★
う〜ん…やっぱ止める…
へヴィメタルの歴史は……
うっわっ…無視して始めやがった!!!!!
今日ヘヴィメタルと形容される音を最初に取り扱ったバンドは1970年2月13日の金曜日にデビューしたオカルト的バンドブラック・サバスであったと言われているが、諸説あり、現在でも議論が交わされているんだ。
だけど、現在のヘヴィロックシーンまで脈々と受け継がれる暗く重い彼らの音楽は、当時としては異端であったことは間違いないよね。
また、「ヘヴィメタル」という言葉の語源はブルー・オイスター・カルトにあるが、音楽性はヘヴィメタルとは異なるから違うとされているんだよ!!
あれっ!? さっきニューヨーク・タイムズの記者がどうとかって言ってなかったっけ?
てめえは黙ってろ と言うわけで…
うわっ…今凄い殺気を感じた…
ヘヴィメタルがジャンルとして確立するきっかけとなったのは、ジューダス・プリーストの存在であった!! はいここテストに出ま〜す!!
テストやるんだ!?
そんな事しません!! めんどくさい!!
うわっ…ちまちまホームページ更新している男の台詞とは思えない!!
まあそれは置いておいて、
ジューダス・プリーストは結成当初は比較的スタンダードなハード・ロックをプレイしていたんだけど、
やがて硬質で疾走感のあるギターリフを用い、金属的な高音ボーカルでシャウトするなどの音楽様式を作り出し、
70年代末以降はレザーファッションやフォーメーションなどパフォーマンスの面でも所謂「ヘヴィメタル」のイメージを業界に浸透させたのはもう知ってるよね!!
レザー&スタッド!! 俺もやってるぜ!!
1979年にはイギリスでNWOBHM(ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル)が起こり、アイアン・メイデン、デフ・レパードなどが活躍しよね。
これに対する日本からの返答として1981年にLOUDNESSがデビュー。
1976年にデビューしていたBOW WOW(VOW WOW)とともに世界進出を果たし、セールス的にも好成績を収める事になるんだ。
40へぇ〜
……オホン
でもこのムーブメントそのものは長くは続かなかったんだ。
が、世界各地で「NWOBHMに続け」と若者達がバンドを結成するきっかけとなり、それは数年後にLAメタル、スラッシュメタルのブレイクという形で結実する ここで我等がメタリカの登場って訳だ!!
なるほどね〜ニュー・ウェイヴ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィ・メタル…長いよ名前!! 長いから「このムーブメント」で終わらせてるし!!
くっ…そこに突込みが来るとは…予想してなかった…
甘いぜ “覚悟”とは!暗闇の荒野に!進むべき道を切り開く事だからな!
訳解らない事はほって置いて続けよう!!
訳わからないとかいうな!!
以後スタンダードなメタルサウンドのほか、デスメタル、ブラックメタル、ゴシックメタル、パワーメタル、ネオクラシカルメタル、シンフォニックメタル、ヘヴィロック/ラウドロック、インダストリアルメタル、ジャーマンメタル、メロディックスピードメタル(メロスピ)などに派生しながら現在に至っている 。
やたらいっぱいあるな〜…おら、わくわくしてきたぞ!
ド○ゴン○ールネタはどうでもいいとして…
この時期のヘヴィメタルの商業的なピークは1980年代後半辺りまでで、その後はアメリカから全世界へと拡がった一連のグランジ・オルタナティブサウンドのブームに飲み込まれて「過去の遺物」扱いを受けることとなっちゃうんだよね…
ニルヴァーナとかの登場でメタル界は冷めてしまったからね…
それもあるけど、そこには湾岸戦争や、世界経済の停滞といった暗い世相の中で「派手なエンターテインメントよりも、
リアルで等身大のメッセージとしての音楽を」という若者の心理の変化があったという分析もなされているんだよ。
いっやっ!! ニルヴァーナが悪い!!
ニルヴァーナ嫌いなの?
いや…全くそんな事は無い
結局、メタリカやパンテラなど、当時の潮流に対応できたバンド以外は軒並み活動規模を縮小せざるを得ず、音楽性を無理に変化させて低迷するケースや、バンドの解散も相次いだ。
1980年代には寵児扱いを受けていたマスメディアからも掌を返したように黙殺され、ヘヴィメタルバンドがシーンの表舞台に登場する事は殆どなくなってしまったんだ。 悲しいね…
うん…さっきから無視されっぱなしでホント悲しいよ…
まあそれは仕方の無い事さ…話を続けよう
しかし2000年代に入り、他ジャンルで活躍するバンドや、アメリカで成功を収めているロックバンドなどがヘヴィメタルからの影響を公言するなどして、当時のブームを知らない若い世代がこのジャンルに興味を持ち、積極的に過去のバンドの音源を購入するなどの動きを見せているんだよね!!
まあ大体その世代が俺達って訳だよな…まあ、俺等のがちょっと早かったけど
そう言う事!!
それと更にアイアン・メイデンやジューダス・プリーストなど当時を彩ったバンド達がオリジナルメンバーや黄金期メンバーで復活し、新たなアルバムの発売やツアーを行うなど精力的に活動を行っていることもシーンの活性化に繋がっているのはご存知のとおりだ!!
知ってるさ〜…俺って現代っ子だもん!!
現在、かつてのアイアン・メイデンやガンズ・アンド・ローゼズに匹敵するような爆発力のある若手バンドは久しく現れていない。
一方で、多くの若いヘヴィメタルまたはそれに準ずるバンドがあらゆる国から輩出され、若い世代から支持を受けており、今後に期待が持たれる…楽しみだね〜
もう突っ込む気力もなくなってきた…
まあそんなこんなで、へヴィ・メタルとは何か?の講習は終わりだ!! 次回の話題では対談できるように勉強してきてくれ!!
おお!! 結構知らない事があったぞ!! 勉強になったぜ!!
フムフム…私の知識が生かされるのなら嬉しい!!
でも今度はもうチョイ ボケを入れてくれたら嬉しいんだけどな!! じゃあそれは次回までのお楽しみ〜
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・それでは皆さんさようなら〜